Ultimate Teamを始めて最初につまずくのが「ケミストリー」です。選手の下に出てくる数字の意味が分からないまま進めている方も多いのではないでしょうか。
仕組み自体はシンプルです。そして今作FC27では、この仕組みに重要な変更が入りました。前作までプレイしていた方も、一度確認しておく価値があります。
ケミストリーとは何か
ひとことで言えば、選手ごとに能力ブーストがかかる仕組みです。
スタメンの選手それぞれに0〜3のケミストリーポイントが付き、そのポイント分だけ能力が上乗せされます。ケミが高い選手ほど強く動く、と考えてください。
ポイントは選手ごとに独立しています。チーム全体で1つの数値を追いかける必要はありません。「この選手のケミがいくつか」を見ていけば大丈夫です。
控え選手はケミストリーの対象外です。また、ケミが0でも能力が下がることはありません。素の能力のままプレイできます。昔のシリーズのような「ケミが低いと弱くなる」仕様ではなくなっています。
ケミストリースタイルとセットで考える
能力の上がり方を決めるのがケミストリースタイルです。選手に装着するアイテムで、どの能力を伸ばすかを指定できます。
何も装着していない選手には「ベーシック」が適用され、全能力がまんべんなく上がります。つまり装着しなくてもブーストは受けられますが、伸ばしたい能力を狙って上げることはできません。
人気のスタイルは用途がはっきりしています。
- ハンター — ペースとシュートを大きく伸ばす。攻撃陣の定番
- シャドー — ペースと守備を伸ばす。ディフェンダーの定番
この2つが特に需要が高く、市場でも高値がつきやすいアイテムです。
どのスタイルで何がどれだけ上がるかは、スカッド構築画面で選手の能力値を開けば確認できます。ただしゲーム内で試せるのは手持ちのアイテムだけなので、まだ持っていないスタイルを比較したいときはFUTBINやFUT.GGといったデータベースサイトが便利です。装着した場合の数値をシミュレーションできるので、買う前に効果を確かめられます。
ケミストリーの上げ方
大前提:ポジションが合っていること
まずこれが絶対条件です。選手を本来のポジション以外に置くと、ケミストリーは0になります。
しかもその選手は、チームメイトのケミストリーにも貢献しなくなります。1人ポジションを間違えるだけで、スカッド全体に影響が出るということです。
選手詳細画面でサブポジションを確認できます。そちらに置いても問題ありません。
3種類のリンクで数える
ケミストリーはクラブ・国籍・リーグの3つのつながりで決まります。スタメンの中に同じ要素を持つ選手が何人いるか、それだけです。
| リンク | +1 | +2 | +3 |
|---|---|---|---|
| クラブ | 2人 | 4人 | 7人 |
| 国籍 | 2人 | 5人 | 8人 |
| リーグ | 3人 | 5人 | 8人 |
リーグだけ最初の条件が3人である点に注意してください。ここを2人だと思っていると計算が合わなくなります。
3種類は合算される
ここが重要です。クラブ・国籍・リーグは別々に数えて、最後に足し算されます。
たとえばこんな形です。
- 同じクラブの選手が2人いる → +1
- 同じ国籍の選手が2人いる → +1
- 同じリーグの選手が3人いる → +1
- 合計 → ケミ3(満タン)
つまり1つの国籍で8人揃える必要はありません。複数のつながりを少しずつ積み重ねるほうが、現実的なスカッドが組めます。
なお、選手同士が隣り合っている必要はありません。フォーメーション上の位置関係は無関係です。左サイドバックと右ウイングでもリンクは成立します。
監督でもう1ポイント
見落とされがちですが、監督と同じ国籍またはリーグの選手は+1もらえます。
ただし監督から得られるポイントは上限1です。国籍もリーグも一致している選手でも、監督由来の加点は+1までになります。
なお、閾値のカウント自体には国籍・リーグそれぞれに1ずつ加算されます。「あと1人で次の閾値」という場面で、監督が人数を埋めてくれるという理解が近いです。
監督は安く手に入るうえ、スカッド全体に効きます。あと1ポイントが足りないとき、選手を入れ替えるより監督を変えるほうが早い場面は多いです。
FC27で変わったこと
ここからは経験者向けの内容ですが、これから始める方も知っておいて損はありません。
アイコンとヒーローの貢献が半減
アイコン(往年の名選手)とヒーロー(クラブの伝説的選手)は、周囲のケミストリーを底上げする特別な役割を持っています。
その貢献度が、FC27で引き下げられました。
| カード | リーグ | 国籍 |
|---|---|---|
| ICON | 全リーグに+1(変更なし) | +2 → +1 |
| ヒーロー | +2 → +1 | +1(変更なし) |
| Hall of FUT | ヒーローと同じ扱い | |
なお、アイコンとヒーロー自身がポジション通りに置けばケミ3になる点は変わりません。変わったのは「周りに与える影響」だけです。
何が起きるのか
これまでは、アイコンを数枚入れるだけでバラバラな選手構成でもケミが繋がりました。いわゆるハイブリッドスカッドが組みやすかったわけです。
FC27ではその手が使いにくくなります。アイコンやヒーローを入れても、周りをクラブ・国籍・リーグで揃える必要が出てくるということです。
組めなくなるわけではありません。ただしスカッドのバリエーションは減ります。「好きな選手を並べてアイコンで繋ぐ」より、「リーグや国籍を軸に据えて組む」形が基本になりそうです。
監督の重要度が上がった
アイコンとヒーローで補っていたぶんを、どこかで埋める必要があります。そこで相対的に価値が上がるのが監督です。
狙い方は2通りあります。
- 主要リーグ・主要国籍の監督 — 使う選手が多い軸を押さえる
- 珍しい国籍の監督 — その国のコスパ選手を活かすため
監督は市場で安く買えることが多いので、スカッドを組む前に用意しておくと選択肢が広がります。
初心者がやりがちな失敗
- ポジションがずれている — ケミ0になり、周囲にも影響します。まずここを確認
- ケミストリースタイルを使い分けていない — ベーシックのままだと伸ばしたい能力を狙えません
- 控え選手を気にしてしまう — 控えはケミ計算に一切関係ありません
- 1つの国籍で揃えようとする — 3種類の合算を使うほうが楽です
- 監督を忘れている — 無料に近いコストで全体を底上げできます
まずはここから
完璧を目指す必要はありません。全員がケミ3にできなくても、全員がケミ2以上なら十分戦えます。
組み方に迷ったら、次の順で考えてみてください。
- 使いたい選手のリーグを1つ決める
- そのリーグから5人以上集める(リーグで+2)
- 同じ国籍の選手を2人ずつ組み込む(国籍で+1)
- 監督をそのリーグに合わせる(+1)
- ポジションのずれがないか最後に確認
これだけでも、多くの選手がケミ3に届きます。

